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日本人が迷いやすい・間違えやすいアメリカの交通ルールを15個まとめてみた – UNITED EAGLES (ユナイテッドイーグルス)
ロードトリップ自動車

日本人が迷いやすい・間違えやすいアメリカの交通ルールを15個まとめてみた

慣れてしまえば難しくないアメリカの交通ルール。でも、左ハンドル、右側通行、速度・距離表示はマイル(mile)というところから日本と違うアメリカに来たばかりだと、迷うことが多いですよね。そんな交通ルールを15個まとめてみました。
※ここでご紹介しているルールは、ワシントン州の交通法規に基づいています。米国全土でほぼ共通ですが、州・地域によって異なる場合もあります。ワシントン州の詳しい交通ルールは、Washington Driver Guide などをご覧ください。

1)ALL WAY STOP は先着順

アメリカの交通ルール

All Way Stop の T 字路

日本から来て「わかりづらい」と言われることが多いのが、全車一時停止を意味する「ALL WAY STOP」。交差点で一時停止し、先に交差点に到着した車から順に進みます。

でも、複数の車が同時に交差点に到着した場合、どの車が優先されるかは、状況によって異なってきます。一番右にいる車が優先される(right of way)のが基本ですが、歩行者がいる、直進か、曲がるのかなどによって異なります。「rules of four-way stops」などと検索してみると、英語での解説がオンラインにたくさん見つかるのは、それほど混乱する人が多いという証でもあります。

ルイジアナ州交通局の動画がわかりやすいので、こちらをご覧ください。

「STOP」という標識は、「一時停止」という意味。一時停止し、先着車がすべて動いたら、安全を確認した上で速やかに進みましょう。先着車がいなくなったのに他の車に譲っていると、後続車にクラクションを鳴らされたり、譲られた側のドライバーを困惑させたりすることに。

アメリカの交通ルール

赤信号が点滅している交差点

赤信号が点滅している交差点は、ALL WAY STOP と同じ扱いになります。停電などで信号が点いていない時も同じです。

「STOP All Way」と書いてある場合が多いですが、交差点では「STOP 4-WAY」、T字路では「STOP 3-WAY」と書かれていることもあります。また、「STOP 2-WAY」と書かれていたら、完全停止が必要なのは標識が立っている2方向のみ。残る2方向は停まらずに通過します。

2)交差点での右折、赤信号でも行ってよし

たいていの交差点は赤信号でも完全に停車し、車が来ないことを確認すれば、右折できます。右折レーンで、左から来る車がいないのに前が赤信号だからと青信号に変わるのを待っていると、後続車に「早く曲がれ」とクラクションを鳴らされることも。

赤信号で右折してはいけない場合は、NO TURN ON RED(赤信号では右折禁止)という標識があります。

3)ラウンドアバウト(roundabout)でグルグルと

アメリカの交通ルール

© Carolyn Franks | Dreamstime.com – Suburban roundabout

環状交差点のこと。中央に設けられた円形のスペースを取り巻く環状道路に、3本以上の道路を接続したものをラウンドアバウトと言います。車両はこの環状道路を反時計回りに通行します。

ここ数年、日本でもラウンドアバウト=環状交差点が増えつつあり、2016年秋時点で約50カ所あるそうですが、まだ実物を見たことがないという人の方が多いかも。アメリカではごく一般的で、市街地でも郊外でもよく登場します。

日本とアメリカの違いは、1)日本では時計回り(右回り)なのに対し、アメリカでは反時計回り、2)日本では環状交差点を出る時だけ左ウィンカー(英語では turn indicators、または turn signal。でも日常会話では signal と言うことが多いです)を出します。ワシントン州運輸省は、ラウンドアバウト進入時は方向指示器を出す必要はなく、出る直前に右の方向指示器を出すように説明しています。

日米どちらの場合も、すでに環状道路を走っている車が優先。急にラウンドアバウトに進入したりすることがないよう十分に気をつけましょう。

4)左折専用車線ですいすい

広い道路では、左折専用車線という便利な車線が道の真ん中にあります。黄色の実線と点線の囲まれた中央分離帯のような車線に入り、対向車線の車がなければ左折できます。この車線のおかげで左折待ちの車が連なることがなくなります。ただし、この車線は対向車線から左折をしたい車も入ってくるので、うまくシェアしてください。

5)ハザードランプやヘッドライトの点滅は「ありがとう」ではありません

クラクションやハザードランプは緊急時や危険を伝え、注意を引くためのもの。他の状況でちかちか点滅させると、挑発していると思われてしまうかもしれません。「ありがとう」を伝えたいときは、手を軽くあげたり、同時に口の動きで “Thank you” と伝えたり、笑顔で手を振ったりします。つい、お辞儀してしまうかもしれませんが、アメリカではお辞儀はしません。車線変更などでスペースを譲ってくれた後方車にはバックミラー越しに手を振ったりするのが一般的なようです。

また、歩行者に道を譲ってもらった場合は前述の「ありがとう」のジェスチャーをして、さっさと進みましょう。遠慮して「いえいえ、お先にどうぞ」というようなジェスチャーをしてしまうと、相手を混乱させてしまいます。

6)交差点で信号待ちの際、ヘッドライトはつけたままで

交差点で信号待ちする時、「対向車線のドライバーがまぶしいだろう」とヘッドライトを消さないこと。怪しい車と思われるかもしれません。

7)シートベルト、カー・シート(チャイルド・シート)は絶対着用

アメリカの交通ルール

シートベルトの着用は法律で義務づけられています。ドライバーだけでなく、助手席でも後部座席でもシートベルトをしていない状態で見つかったら、していなかった本人が罰金を支払うことになります。子供は一定の年齢・身長までカー・シート(チャイルドシート)やブースター・シートが義務付けられています。

8)YIELD は相手が優先

YIELD(「譲れ」という意味)の標識があるところでは、自分が今から合流する車線を走っている車を優先します。標識の手前で徐行、または停止し、安全を確かめてから合流します。ポイントは、日本の一時停止とは違って、車が来ていなければ止まらずに進んでよいという点。見通しがいい場所などで、合流する道路に車がいないのが明らかなのにいちいち停止すると、後続車に追突されるかもしれません。

合流される車線を走っているドライバーは、そのまま通行します。合流してくる車を優先してあげようと勝手に決めて停止したり減速したりすると、後続車に追突されるかもしれません。

9) KEEP CLEAR の上で停車しない

道路に書かれたこの言葉。これは、「この部分で停車してはいけない」という意味です。向こう側に渡りたくてこの部分に入ってしまい、信号が赤になって渡りきれなくなった・・・なんてことになると大ブーイングで、罰金ものです。

10) 踏み切りで一時停止しない

アメリカの交通ルール

バスやトラックなど大型車以外は踏み切りで一時停止する必要はありません。踏み切りの信号に従って、必ず左右の安全を確かめてから横断しましょう。日本と同じ感覚で一時停止をすると、逆に後ろから追突されるかもしれません。

11) スクールバスの追い越しは NO!

アメリカの交通ルール

赤いライトを点滅させていたり、STOP のサインを出して停止しているスクールバスがいたら、最低25フィート(約7メートル)離れた場所で停車して待つこと。スクールバスが停車した場合、後続車も対向車も停車する必要があります。これは、スクールバスを乗り降りする子供の安全を確保するためなので、守らないドライバーはスクールバスの運転手がライセンスプレートの番号を警察に通報する場合があります。

スクールバスの赤いライトが点滅していない、STOP サインを出していない場合は、時速10マイル(約16km/h)以下に落としてから追い越しましょう。

12) 緊急車両は最優先!邪魔をしない!

アメリカの交通ルール

消防車や救急車、警察車両など緊急車両のサイレンが聞こえたら、また、サイレンを鳴らした消防車や救急車が来たら、すみやかに道路わきに寄って停車します。緊急車両が対向車線から来た場合、基本的には減速・停車とされていますが、道路わきによって停車するのが最適な場合はそのようにしましょう。中央分離帯があっても同じです。日本では緊急車両に道を譲らないばかりか、我先に行こうとするマナーの悪さが問題になっていますが、それをこちらで実行すると警察に違反チケットを切られることもあります。

13) 追い越し車線/HOV/CARPOOL LANE

追い越し車線:日本でも高速道路で追い越し車線があるように、アメリカでは一番左側(HOVレーンを除く)は追い越し車線です。この車線をゆっくり走っていると、後ろからクラクションを鳴らされたり、あおられたりすることもあるので注意しましょう。

HOV/Carpool Lane:渋滞緩和の目的で2人以上、または3人以上乗車してる車の優先車線を、HOV(High Occupancy Vehicle Lane)または Carpool Lane(相乗りしている車専用車線)と言います。利用するのに必要な人数が書かれた標識をチェックしましょう。I-405 のベルビュー市とリンウッド市の区間は、1~2人しか乗っていない場合、月~金の午前5時から午後7時までは有料になります(3人以上は無料。この時間帯以外は人数に関係なく無料)。詳しくはこちら

エクスプレス・レーン:シアトル地域を南北に走る I-5とレイク・ワシントンの東西を結ぶ I-90では、エクスプレス・レーンと呼ばれる優先車線を時間帯によって南行きと北行き、西行きと東行きで交替して使用することになっています。エクスプレス・レーンについてはこちら

14) 路上駐車が NO! なところあり

アメリカの交通ルール

許可証を持っていなければ駐車禁止

『NO PARKING』(駐車禁止)はわかりやすいですね。その他には、消火栓の前後15フィート(4.6メートル)、『Load/Unload Only』(搬入作業のためのスペース)の標識があるところ、『Passenger Load Only』(人の乗り降りのためのスペース)なども駐車はできません。また、『No Parking Except with Permit』(許可証なしでの駐車禁止)などもあります。歩道の縁が赤や黄色で塗られているところも駐車できません。その他は下記のサイトで。

アメリカの交通ルール

消火栓の前後15フィート(4.6メートル)は駐車禁止

住宅街以外で、ビジネス街や繁華街に路上駐車する場合、ほとんどの駐車スペースが有料です。

15) 跳ね橋(draw bridge)や旋回橋(swing bridge)を待つ時は気長に・・・

アメリカの交通ルール

シアトルでは跳ね橋や旋回橋がかかっている湖や川があります。船舶が通過するために、跳ね橋の場合は橋が真ん中から上に開き、旋回橋の場合は橋が真ん中から水平に開き、数分にわたり通行できなくなります。船舶が通る場合はその数分前から手前で信号が点滅し、踏み切りの遮断機のようなものが降りてきたりするようになっているので、すぐに停車しましょう。数分のことなので、「今行けば間に合うかも!」と無理に進入しないようにしてください。

Via
Jungle City
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