グルメビジネス

アメリカ飲食店経営「Ojiya – 小千谷 」に聞いてみた!ぶっちゃけ、どうなの!?

今回インタビューをしたのはカリフォルニア州で3店舗のOjiya – 小千谷を経営されている大川速人さん。

プロフィール

飲食店経営

大川 速人

趣味:人と話すこと・お酒

1998年に渡米し約18年間米国在住。

2003年「Ojiya 小千谷」をオープン!

実家が東京都・東村山で日本食料理店を営んでおり、その影響もあり高校卒業後、服部学苑という調理師学校へ入学した。その後27歳でアメリカへ渡米、オレンジカウンティーの日本食料理店で板前として修行。そして32歳で独立をし、実家の店名を引き継いでOiya – 小千谷を経営。その後、自分の能力を生かし今ではロサンゼルスにはOjiya3店舗、Cafe Fujiyama1店舗、本多屋(City of Industory店)1店舗の計5店舗を経営する。

アメリカへ渡米したきっかけは?

元々アメリカへは住む予定はありませんでした。調理師学校を卒業後、実家へ帰り実家のお店を次いでいました。しかし家族との料理・経営に対する考えの違い・確執があり、どこか自分を見い出せていない部分があった。その時、親戚にアメリカに来ないか?と言われていたので、良い機会だからその話に乗っちゃいました。

起業をしようと思ったきっかけは?

自分自身が海外の地でどれだけできるか?という事を考えていたし、負けず嫌いな性格で自分の考えが強かったから、全て自分の思う通りにできるので起業をしたいと思った。

いくつで起業をしましたか?

32歳の時に起業をしました。それまではロサンゼルス・オレンジカウンティーの日本食4件を巡り板前として修行をしていた。

なぜ飲食店にしようと思ったのか?

自分にとってはこの業種しかできないと思っていた。またアメリカ現地の日本食料理店には当時、斬新な物が無かったしメニューも少なかったので、もっと日本食を知ってもらい現地の人に味わって貰いたかった。

アメリカで起業をするにはどうすればいいか?

メンタル面から言うと、起業は自分のモチベーションの有無で決まる。私は起業をし、独立をしたいという気持ちが誰よりも強かったと思う。やはり、日本人でアメリカにいる限りビザの問題が必ず出てくる。しかし、そういった自分の周りの環境や時間の問題で諦めては欲しくない。実際に私はそういった理由が原因で日本へ帰国した人を何人も見た。(ダメかもしれないけど、違法でもやってやるぜ!というくらいの気持ちが必要だと思う。)

私にはその意欲が強かったため、実際に起業をする時には多くの人が私を信頼してくれた。なので強気な気持ちを持っていないと、周りにも信頼されないし起業はできないと思う。

事務的な面から言うと、お金が無くても起業はできる。実はタダ(無料)の店舗も探せばある。そういった情報を不動産に聞けば教えてくれる。多くの起業をする人は、完璧なスタートで切り出したいがために、まず準備段階にかなりの時間と資金を費やす。(店舗代・改装費など)しかし開業資金を費やしすぎて、実際に経営を初めてみると経営負担となって数ヶ月で潰れているところも多く存在する。基本的に飲食店は、店舗の場所やデザイン装飾とかではなく”味・サービス・人間関係”が原点。そこを見落としてはならないと思う。

また飲食をするのであれば、横繋がり(関係者)との人脈が大切。私も以前に日本食料理屋で板前をしていた時に横繋がりは大切にしていた。(個人商店など業者さんとの人脈・関係も大切。)そこで生まれた信頼関係が今の商売に繋がっていることもたくさんあります。

リカール・お酒のライセンスの取得は必要でしたか?

もともとライセンスがある店舗を購入しました。もともとライセンスも付いている物件は探せばタダもしくは安くでもあります。

起業をする方は”この立地でこんなデザインの店舗で”と考えますが、店舗を作ってリカールのライセンスが取れなかった場合は本末転倒です。もともとライセンスのある店舗を購入するのが一番良いと思います。

今のお店は開業をするまでにどれくらいの期間がかかりましたか?

最初立ち上げたお店の時は資金が無かったので、前のオーナーからアカウントそのまま移行したので開業期間で言うと1日です。この方法を使えば、売り上げの入金先の銀行口座を自分の口座に移行するだけでクレジットカードの売り上げはそのまま入るので楽。 ですが取引業者などは自分で契約をしなくてはいけませんから店の権利移行の際は業者、ビルディング契約のテイクオーバー等、すべて完了しておくことです。

実際にあまりお客さんの入っていないレストランとかは、無料でもいいから売りたい・手放したいというお店がいくつかあります。

私が2015年12月に買い取った「HONDAYA City of Industory店」も同じ方法で12月01日からアカウントの移行をした。なのでお店の内容・従業員・味も全てがそのままテイクオーバーされますが 徐々に自分流に変化させていきます。

開業資金はどうやって手に入れましたか?

日本の実家の料理屋の時からコツコツ貯めていて500〜600万近くは貯めていた。特に開業をするためにとかは考えていなく、将来の為に貯めていたお金だった。また渡米してからも日本食料理屋で働きながら貯めていた分もあった。そして実際に起業をした時、自分の貯金と残りの必要な資金をHonyadaのオーナーにお借りした。もちろん簡単に貸してくれた訳ではない。オーナーとは1回顔を会わせたっきりだったが、私の周りの押しもあり納得してもらった。その支払いも1年半でキッチリ終えた。

なぜお店の名前を「Ojiya – 小千谷」にしたのか?

実家が経営している日本料理店の名前が小千谷(おぢや)なので引き継ぎました。元々の由来は両親が新潟県小千谷市出身だったのが理由です。

現在スタッフは何人ほど居ますか?

約90人ほど。幹部が4〜5人ほどでフルタイムが20人ほど。そしてパートが50〜60人ほどだと思います。

お店の宣伝はしていますか?またどのように?

飲食店は口コミが命なのであまり広告はしていないですが、ウェブサイトとFacebookはやっています。

ビジネスをしている上で、常に不安はありますか?

お客さんからのクレームは不安に思う部分であり、クレームへの迅速対処は必要です。あとは、政府の制作の改正や保険のルールなど国家による指令等に苦しめられることが多々ありますが箱に入る水のごとくいつでも柔軟に対応することが必要です。

顧客の日本人又はアメリカ人に対する比例はどれくらいですか?

昔は白人のアメリカ人99%対日本人が1%居るか居ないかです。でも今は、アジア人の人口も増えて来ているので、アメリカ人もアジア人も半分といった所です。

ビジネスをしている上で信頼できる人は何人居ますか?

一番信頼できるのは妻です。実は他の飲食店経営者とあまり関わりがないので、ビジネスパートナーとして信頼できる方は居ないと思います。

今直面されている問題・課題は何ですか?またその対策方法はお考えですか?

スタッフに自分の考えが伝わらないこと。従業員の対応に直結している。なので最近はお店へ顔を出してこれまで以上に従業員と関わって一人一人相談していきたいと思っている。

今後力を入れて行く上で戦略などはありますか?

今まで以上にスタッフ従業員と向き合い、教育をし自分の理念を理解してもらう事。今のお店をやって来れたのもすべて人ありきなので、これからはそういった人育ての部分に力を入れて行こうと思っています。

どのようなスキルを身につけておくと、ビジネルをする上で便利だと思いますか?

耐える力、どんな状況下にいても待つ勇気、攻める力、弱い状況下でも前に出る勇気、それは悪い時は、その運が通り過ぎるのを待てること、いい時は逆に、いい波くれば絶対に逃さない気づきが必要だと思います。

仕事上、ビジネス上で特な人柄・感性などはなんですか?

シンプルに、商売は人助け。人への思いやり・優しい気持ちが大切。サービス業なら特にそう。また感性の面から言うならば、人間観察は大切だと思う。何時も自分の周りの人が何をしているかに興味がある人は商売に向いていると思います。何故なら、人はみな全く違います。容姿も性格も。ですから自分以外の物を見て聞くことで他人の感性を知ることができます。それを知ることは商売では必要不可欠ですよね。

どういった条件でスタッフ・従業員を雇っていますか?

まずは、相手の要望を一番に聞いています。(給料や労働時間など)それでこちらの条件あえば快く受け入れています。なので、こちらから募集要項などはなく相手の条件に応じて対応しています。

働きと給与は見合っていると考えている従業員はどれくらいますか?(半数以上はいると思いますか?)

幹部の人は見合っていると思っているかもしれませんが、全体を通し半数以上がミニマムで働いてもらっているので、そうは思わない。長く勤めてくれている人は昇給しております。ですがそこには店をよくするための思考が共有されていないといけません。ですからいい人が増えると昇給するためには店舗を増やします。利益が出れば昇給です。できなければそこはシビアに結果が出ていないとして昇給はしません。

万が一、経営が困難なことにあった場合、従業員を路頭に迷わせない為にどんな手を打ってありますか?

基本人間の生きるべき基本的考え方は自助自立の精神です、路頭に迷う従業員も覚悟していなければなりません。その備えがあるくらいの人間であれば売り上げを伸ばし、路頭に迷うどころか もっと立身出世するでしょう。

これからどんなビジネスが成長すると思いますか?

あまり分からないが、今なら発明品やテクノロジーじゃないのかな?飲食業に関して言えば、SMGや薬剤を使用した物はNG。飲食業は常に素材の良さをお客さんに提供する事が大事。それはどの時代でも同じだと思う。

入社後3ヶ月以内にやってほしいと期待していることは何ですか?

とにかく仕事を好きになってもらいたい。メキシコ人のスタッフも多いのでコミュニケーションをとる努力というより相手を尊重して愛してあげることができれば仕事はうまくいくと思います。

社員の実績をランク付けるとしたら、上位3位に共通していることは何ですか?

気づきの感性だと思う。廊下にゴミが落ちていたらそれを拾って捨てる人、 文句があっても人前じゃなく本人に目を見てしっかり優しく愛情をもって伝えられる人、常に感謝の言葉を何気に言っている人。

他の日本食レストランをどう思いますか?ライバル店などはありますか?

素直にみんなすごいと思うし常に尊敬している。(インタビューだからかっこいい自分を)とかじゃなくて、本当にそう思っている。自分が飲食業を経営していてその大変さが分かるから。

趣味は何ですか?また趣味と仕事はどのように切り替えていますか?

人と話す事。お酒。人とポジティブな夢を語りながら話している事が一番の楽しみ。

あまり趣味と仕事の切り替えに意識した事はないけど、仕事に趣味が絡む事はないが、趣味に仕事が絡む事はある。

ビジネスは誰にでもできると思いますか?

正直言って無理だと思う。また努力をすれば実るという見返りを期待するのはよくない。またビジネスをできない人の特徴としては、常に環境や人のせいにする人。

これからビジネスをしたいという人に何か言う事はありますか?

誰にだって必ずチャンスは訪れる。チャンスが来たと思えば躊躇(ちゅうちょ)してはいけない。チャンスを見逃さない事。僕が思う失敗は、何かをやって失敗したのではなく、何もやってもいないことが一番の失敗だと思う。とりあえずやって失敗すればいい。そこから学ぶ事がたくさんある。

最後に、今の知識や能力を持ったまま20歳に戻れるとしたら、今と同じ事をやっていると思いますか?

成功例から見て、きっと同じビジネスをしていると思う。また同じビジネスをするならもっとブラッシュアップをすると思うし、これまで失敗して来た部分を見直して行くだろう。

Ojiya (小千谷)

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